リカレント教育やリスキリングに関する情報発信をしていきますが、今回は私自身の経歴や、どのようにリカレント教育やリスキリングを行ってきたかをご紹介します。
就職前
地方の田舎で育ち、地方都市の中堅大学で経済学を専攻しました。
あまりコミュニケーションが得意なタイプではなかったため、友人は多くありませんでした。
新卒で入社した1社目
大学卒業後、外資系の保険会社に就職しました。
特に保険会社を目指していたわけではありませんが、将来的に起業を考えていたため、内定をもらった企業の中で、最も様々な経験ができそうな会社を選びました。(外資系は比較的自由な社風で色々なことにチャレンジできるイメージがあったためです)
この会社では主にバックオフィス系のオペレーション業務に従事し、業務を遂行するだけでなく、システム開発のユーザーとしてシステム要件を決める役割も担っていました。
しかし、細かい作業が苦手であったり、情報の整理がうまくできなかったりと、なかなか仕事がうまくいかず、精神的に追い詰められてしまいました。
精神科で一通り検査を受けたものの、結果を聞くのが怖くて行けませんでしたが、恐らくうつ病と診断されていたと思います。
その後、周りの支えもあってなんとか復活し、業務をこなせるようになりました。
なお、保険会社というと高給取りのイメージがありますが、バックオフィス系の給料はそれほど高くなく、年収は約350万円ほどでした。
2社目
1社目を退職した後、独学に加えて、プログラミングスクールにてプログラミングをべ今日し、そのままITプロダクト・サービスを開発している企業に転職しました。(厳密には退職前からプログラミングの勉強はしていた)
この企業では、業務システムをSaaS(Software as a Service)として提供するサービスの開発を担当しました。
バックオフィスでの業務経験とプログラミングの独学およびスクールでの知識を活かし、要件定義から開発マネジメント全般に従事しました。
最終的には1社目の倍以上の年収を得ることができました。
3社目
3社目では、ブロックチェーン技術を使ったサービスを提供する企業に転職しました。
業務システムという点で2社目と共通点はありますが、これまで扱ったことのない技術を使う企業です。
ここでは主にシステムの要件定義や、お客様の要望をどのように実現するかを考え、決定する業務を担当しています。
また、本格的にチームマネジメントをする立場にもなっています。
現在の年収は、1社目の3〜3.5倍程度です。
リスキリング
2社目の詳細でプログラミングスクールの話をしましたが、リスキリングの一環として1社目の2年目ごろからプログラミングの勉強を始めていました。
理由としては、細かい作業が苦手な自分がミスなく業務を遂行するには、できるだけシステム化して人の手を介さないようにするのが良いと考え、ITスキルを身に付けようと決めたからです。
その後、独学だけではスキル習得に時間がかかりそうだったため、3年目からプログラミングスクールに通い始めました。
最終的には、1社目の中での変化では限界を感じ、退職してプログラミングスクールで学びながら転職活動をしました。
リカレント
現在も継続していますが、コロナが流行する年(受験自体はコロナ前)から大学に通い、数学を学んでいます。
きっかけは、業務の自動化に取り組む中でAIに興味を持ち、その基礎となる数学を学びたいと思ったからです。
当初はこのモチベーションから統計学を積極的に学ぼうとしていましたが、基礎数学である解析学や代数学、幾何学を学ぶうちに、純粋数学に興味を持つようになりました。特に代数学は難しく、単位を取るのも一苦労ですが、非常に興味を持って学んでいます。
もちろん統計学の講義も受講しており、こちらは基本的にSもしくはA評価を獲得しています。
この経験については、別の記事で詳しく書く予定ですが、数学を学んだことで物事を多角的に捉え、論理的に考える力がついたと感じています。
まとめ
以上が私の経歴です。
職歴では、保険会社で挫折を経験しながらも働き、IT企業でプロダクト開発に従事し、現在は最先端技術を使ったプロダクトの企画や要件定義を担当しています。
学歴では、もともと経済学を専攻していましたが、プログラミングを学び、再度大学に入学して数学を勉強しています。
このように、働きながらステップアップのために勉強を重ねており、その成果をしっかりと活かしていると考えています。その結果、転職のたびに収入も上がっています。
また、これは感覚的な話かもしれませんが、考え方に深みが増したことで、(収入面だけでなく)生活が豊かになったと感じています。