現在、リカレント、リスキリング、学び直しというワードがトレンドとなっています。
ただ、なんとなく社会人に出ても学び直しが必要であるため、このようなワードがトレンドに入っていると分かっているけど、明確に理由を知らない人は多いです。
実際に理由が分からないと行動にも移せないので、知っておいたほうがよいです。
本記事では社会人になり、学び直しが必要だと感じているが、なぜ必要なのかが分からない人向けに、実際に社会人となってから学び直しを通して、給料などの待遇を良くしていった筆者が理由を説明します。
なお、ここではリカレント、リスキリングを学び直しというワードに含めて話を進めていきます。
また、あくまでも個人の感想であることをご了承ください。
学び直しが必要な理由その1〜スキルアップをすることで収入を上げるため~
いろいろ理由はありますが、すべてはここに帰着します。
これまでは年功序列で会社に在籍していれば給料は上がっていきましたが、現在は会社への貢献度に応じて待遇が決まる成果主義の時代に突入します。
そのために、今の知識や経験だけではなく、新たな知識・スキルを取り入れて、現在のスキルと新たなスキルを組み合わせて戦う必要があります。
学び直しが必要な理由その2~豊かな考えを身につけるため~
私が数学を学び直したことで感じたことですが、豊かな考えができるようになりました。
新たに知識を得ることで、これまで考えなかった視点で物事を考えられる様になったためです。
特に数学はもともとリベルアーツと呼ばれる自由な知的探求を目的とした学問の総称の1部であるように、学ぶことでこれまで直感的に捉えていたことを、論理的に掴むことができるようになりました。
例えば私自身、音楽や芸術といったセンスは皆無に等しかったですが、数学的(科学的)にはどの様になっているのかといった視点でアプローチできるようになりました。
学び直しが必要な理由その3~社会の変化に対応するため~
近年AIの発展・躍進には目を見張るものです。
その他にも社会、しいては世界はどんどん変化しています。
このような状況下で取り残されないようにするためには、学び、知識を得る必要があります。
仮に学び直しをせずに過ごすと、持っている知識が過去でしか通用しないものとなります。
かなり極端ではありますが、江戸時代の知識のままアップデートをしなければ、現代で生きていくこともできないでしょう。
生きていくためには、現代で通用するスキルを身につける必要があります。
最後に
人生100年時代となり、年金も期待できず、自力で老後の資金を貯めないといけない世の中となってきました。
その分長く働くことになるかもしれませんが、自分より若い年代がどんどん入ってきて、その人たちは最先端のスキルを得て入ってきます。
これまでの正攻法はこれらのことを前提とはしておらず、恐らく通用するものではなくなるでしょう。
そうなるといつでも戦力となれるようにスキルアップのための学び直しは欠かすことはできません。
ただ、不安だけを抱える必要はありません。
皆さんにはこれまでの経験という武器があります。
その武器に新たな学び直しによるスキルを組み合わせるだけで、大きな武器へとレベルアップしていきます。
ぜひ学び直しを通してこの時代を生き抜いていきましょう。